先輩学生からの声

エネルギー、メカトロニクスにも佐藤は目を配る

学部 2年 佐藤 茜 (群馬県立前橋女子高校出身)

佐藤 茜

どんな研究をしたの?

私は2年ですが、FLC(フロンティアリーダーコース)の恩恵を受けて、通常の授業に加えて、2年後期に研究室に仮配属という形で、実際の研究活動に関わりました。具体的には原子力発電所で実際に使われている配管がどのくらいの力を掛けると破壊するか、また、力学的に複数ある切欠を単一の切欠とみなすことができるか否か、力の掛け方によって強度にどのような影響を及ぼすか等を検証しました。

3年になったら?

機械システム工学科には、エネルギー、マテリアル、メカトロニクスといった分野があります。今回はマテリアル分野で研究活動をしましたが、視野が狭くならないように、FLC(フロンティアリーダーコース)を活用して他分野にも触れたいと思っています。

今、興味あることは?

群馬県は車が日常生活に欠かせません。少しでも燃費を良くしたいと高校時代から車について学びたいと思っていました。エンジンについてさらに学びたいです。

群馬大学の気に入っているところは?

機械システム工学科は、JABEE認定されていますので、技術士資格の1次試験が免除されること。それと学科の学生や先生とも仲良くなりやすいということがいいとこだなって感じてます。

ページトップへ

プラズマを見つめる近藤は、ゼネラルエンジニアを目指す

学部 2年 近藤 龍一 (群馬県立前橋東高校出身)

近藤 龍一

何を見ているの?

プラズマ。プラズマというのは、「電離したガス」というイメージなんですが、これを使ってダイヤモンドライクカーボン(DLC)という固くて、滑りのいい膜を作ってやろうと。DLCはこれまで真空中でしか作れなかったんですが、より大きな部品を製造するために、大気中でも作れるようにしたいと研究しています。

どうして始めたの?

もともと自動車に興味があったんですが、今、自動車は安全かつ低燃費が求められている。これを実現するには、どうしても新規材料が必要なんじゃないかなと。

研究の面白さは?

この研究はいろんなものに応用できる可能性があると思っています。自分の研究した結果がいろんなところで使われるというのは、自分にとって嬉しいことです。そういうのが楽しいですね。

これから何処に行きたい?

今学んでいる分野で獲得した技術とスキルを強みとして、全体的にもいろんな知識や経験をもった技術者になりたいと思っています。そのためには興味のあるものは進んで勉強するように頑張っていきたいと思います。

群馬大学の気に入っているところは?

先生の数に対して学生数が少ないので、先生に教えていただく機会も多い。なんといってもガッチリ勉強できるところです。

ページトップへ

イメージと理論の櫻井は、教育者として活躍したい

博士前期課程 1年 櫻井 卓 (栃木県立真岡高校出身)

佐藤 茜

どんな研究をしているの?

飛行機とか宇宙ステーションは、薄いボディで且つ高い剛性を持つことが必要です。あるいは携帯電話とかには動きを検知するような、小さい部品が入っているんですね。その中には「薄い」要素が非常によく使われてます。ところが薄い板や梁が振動すると非常に複雑な振動が起きるんです。どういったメカニズムで振動が発生するのか、僕は、理論から解析しています。卒論風にいいますと、「薄肉シェル構造の非線形振動解析」ですかね。

研究テーマは?

板は空中に浮いているわけではないので、何かしら周りがつながった状態になっている。周りの接続の仕方によって、振動の応答が顕著にかわるんですよ。そこで斜めに力が加わったり、拘束がまっすぐじゃない場合、どんな影響が起きるのかという研究をしています。

これから何処に行きたい?

実は勉強が面白いって思ったのは大学に来てからなんです。高校までは「べつに」、という感じ。大学で自分の専門以外の他の分野とのつながりを知って、実はそれって高校の時習ってたんだけど、よくわかんないまま来ちゃったというような。自分としては結構ショックだったんです。それもあって、僕は高校の教員を目指そうと思ってます。全体的な自然観、自然科学の面白さを伝えていきたいな、と。

ページトップへ

車椅子を調整する前田は、人に役立つ機械を作りたい

博士前期課程 1年 前田 亜哉 (石川県立小松高校出身)

佐藤 茜

どんな研究をしているの?

手が動かない人たちのための、電動車椅子の開発を研究しています。普通は手で操作をしますが、私たちの研究室ではカメラで顔の動きを撮影し、画像処理した結果を車椅子の操作に反映させています。具体的には、顔を向けた方向に車椅子を動かす事ができます。

課題は?

今のところは室内で使うという前提で研究していますが、課題は安全性です。あまり機敏に反応したらそれはそれで危ないですから、いろんな人の測定をし、その人に合った調整ができるようしたり、乗っている人が誤作動を起こしたときに、それを防止する装置を付けようと思っています。今その方法を考えている段階です。

将来は?

今は福祉関係の研究ですが、それにとどまらず、人の役に立つ機械を作る技術者になりたいなと思っています。ロボットなんかも視野に入っています。

群馬大学の気に入っているところは?

私は工学分野だったら、いろんな分野に興味があります。その点本学科は、守備範囲が広く、機械、高分子、情報などなんでも出来るのでいいですね。

 

ページトップへ