学科の紹介

学科長あいさつ

 科学技術の進展によって私たちの生活は大変豊かになりました。しかしながら、科学技術の進展はエネルギー・資源の枯渇や地球温暖化など、私たち人類の持続的な発展を脅かす問題も引き起こしつつあります。これまで機械技術は科学技術の発展を支え、豊かな社会の構築に大きく寄与してきましたが、これからも上記の問題を解決するためには、地球環境と調和して人類の福祉と持続的発展に寄与する機械技術を作り出してゆくことが求められます。また、最近では機械の知能化が進み、人間の感覚や感性にも対応して機械と人をつなぐ「ヒューマンインターフェース技術」が必要になってきました。このようなことから、旧来の機械のみの技術ではなく、電子情報技術や人間工学とも融合した新しい機械技術が求められています。そこで、平成25年度から旧機械システム工学科、生産システム工学科、電気電子工学科から新しい機械知能システムの分野を教育研究する研究室が一緒になって、「機械知能システム理工学科」を設置いたしました。この「機械知能システム理工学科」では「機械工学と情報科学の統合的教育」を基本として、数学・物理学・化学などの基礎科学の知識に加え、機械・知能技術全般にわたる基礎から応用までの知識を修得できるカリキュラムを設けています。また学科内には、インテリジェントシステム、エネルギーシステム、マテリアルシステム、メカトロニクスの基幹分野を設け、最先端の研究開発を進めることが出来るような教育研究体制を組織しており、機械工学や電子情報工学を自在に組み合わせ、高機能で知能化された機械知能システムを創出して社会に貢献できる人材を育成します。

 機械知能システム理工学科の母体になった、旧機械システム工学科、生産システム工学科、電気電子工学科ではこれまでに多くの人材を社会に輩出してきました。また、経済状況が思わしくない時期であっても就職希望者の何倍にも達する求人があり、内定率は極めて高い水準を維持してきました。新しい機械知能システム理工学科においてもこれが維持されてゆくことは間違いありません。

 資源やエネルギーの乏しい我が国では、今後さらに世界をリードする科学技術の創出が必要になります。私たち機械知能システム理工学では、地球環境の改善や人類の福祉に寄与する視点を持ち、常に自らを磨いて創造性を高めようと努力する意欲的な学生を求めております。これから大学で理工学を学ぼうと志しているみなさん!将来への夢の実現に向けて、ぜひとも機械知能システム理工学科を選択していただければと思います。私たちとともに社会に貢献して欲しいと心から願っています。

機械知能システム理工学科 学科長

機械知能システム理工学科案内


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概要情報

学科人数

  機械知能システム理工学科教職員
教授数 10(0) [2]
准教授・講師数 16(1) [0]
助教数 9(0) [1]

( )は女性数 [ ]は外国人数

  機械知能システム理工学科
1年生
知能機械創製教育プログラム
1年生(修士1年生)
総数 120(6) 81(3)
内10月入学1名(0)
日本人 115(6) 78(3)
外国人 5(0) 3(0)

( )は女性数

募集人数

円グラフ110名

※予定であり、変更があり得ます。必ず「平成28年度入学者選抜に関する要項」ならびに各入試別の「学生募集要項」でご確認ください。

研究分野


学べる専門科目

サイエンスベース機械知能システム概論、機械知能システム工学基礎演習、サイエンスベース機械知能システム論、熱力学T・U、流体力学T・U、材料力学T・U、機械材料T・U、機構学、機械力学、熱および物質移動、機械加工学、機械振動学、基礎計測学、機械電子要素、制御工学T・U、デジタルシステム、アルゴリズムとデータ構造、熱流体シミュレーション、熱流体計測工学、弾性力学、機械要素設計、動的システム解析、メカトロインターフェース、人工知能、コンピュータネットワーク、信号数理解析、エネルギー変換と環境、先端流体力学、構造解析シミュレーション、塑性力学、機械システム設計、動力学シミュレーション、応用計測学、ロボットシミュレーション、ヒューマンインターフェース、プログラミング応用、機械基礎数理演習、コンピュータハードウェアプログラミング基礎演習、CAD/CAM/CAE演習、機械知能システム工作実習T・U、機械製図、設計製図、機械知能システム総合設計製図、機械知能システム工学実験T・U、専門英語T・U、国際コミュニケーション実習T・U、経営工学、キャリア計画、キャリア設計、インターンシップT・U、卒業研究など

取得資格 (受験資格を含む)

●履修科目により取得できる資格が異なります。

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